そもそも界面活性剤ってなんですか??

界面活性剤のシャンプー
多くのシャンプーの洗浄剤には界面活性剤が使われています。なぜ界面活性剤が使われるようになったのでしょうか。界面活性剤が使われる理由、界面活性剤の見分け方、オススメのシャンプーを紹介します。
 
シャンプーの成分「界面活性剤」について
汗やホコリ汚れは水でも洗い流すことができますが、皮脂や整髪料などは界面活性剤でないとなかなか落とせません。界面活性剤は、水では落とせない汚れを包みこんで髪や頭皮からはがしやすくし、再び髪に付かないようにしてくれます。
 
このようにシャンプーにはさまざまな界面活性剤が必要とされます。
 
界面活性剤の種類と商品表記
界面活性剤は、細かく分類すると、以下の6つに分けられます。
 
  • 天然物
  • 石けん系
  • 脂肪酸エステル系
  • アミノ酸系
  • 高級アルコール系
  • 石油系
これを化学的な分類で見ると、天然界面活性剤と合成界面活性剤に分けられます。上記の天然物が天然界面活性剤、それ以外の石けん系から石油系までの5つが合成界面活性剤になります。
 
また、使われる原料で見ると、天然由来と石油由来の界面活性剤に分けられます。上記の天然物からアミノ酸系までと高級アルコール系の一部が天然由来で、高級アルコール系の大半と石油系が石油由来の界面活性剤になります。
 
界面活性剤を用いたシャンプーの見分け方
天然物、アミノ酸系、石油系など、それぞれのシャンプーに使われている界面活性剤の見分け方をご紹介します。
 

天然物

 
「カゼイン」「レシチン」「サポニン」などがあります。カゼインは牛乳のなかにあるタンパク質、レシチンは黄卵や大豆に含まれ、サポニンはヘチマの茎や葉やお茶などの植物に含まれる成分です。
 

石けん系

 
代表的な界面活性剤に、ヤシ油から作られる「ラウリン酸Na」があります。
 

脂肪酸エステル系

 
代表的な界面活性剤は、刺激が少なく古くから使われている「ショ糖脂肪酸エステル」、表示名は「ラウリン酸スクロース」「ミリスチン酸スクロース」などと書かれています。
 

アミノ酸系

 
成分表記の部分において、水の次(または5番目以内くらい)に「ココイル…」「ラウロイル…」と書かれているものはアミノ酸系界面活性剤になります。
 

高級アルコール系

 
製法によって脂肪酸から作る天然系と石油から作る石油系の2つに分けられます。「ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩」(成分表記では「ラウレス硫酸Na」)などがあります。
 

石油系

 
成分表記の部分において、水の次(または5番目以内くらい)に「ラウレス硫酸…」「ラウリル硫酸…」といった表記がある場合は石油系界面活性剤です。
 
オススメシャンプー
シャンプーに使われているさまざまな界面活性剤を紹介しましたが、美容師観点からひとつオススメするとしたら「アミノ酸系シャンプー」です。
 
そもそも髪をはじめ身体の素となるタンパク質はアミノ酸で構成されています。これまであげた界面活性剤のなかでも刺激が少なく、髪や頭皮に優しい成分です。
 
特に乾燥・敏感タイプの方でトラブルがある場合は、アミノ酸系を選ぶとトラブルが改善されることが多いようです。
 
普段言っているサロンで質問してみてください。

わからないとか、見て欲しいとかあればお気軽にご連絡ください。


美髪デザイナー 豊島淳一

都内美容室を12年経験後に品川区中延に髪質改善エステ×頭皮改善ハーブマジック美容室Pensiero【ペンシエロ】をオープン。 ヘアケアと頭皮ケアの知識が豊富。縮毛矯正とヘアーカラーが得意。 楽なスタイルとツヤ髪つくりに定評、独自のカウンセリングで30代~50代中心として美意識の高いお客様からの評価を頂いております。


 

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